出会って3日
付き合って2日
カズマとリサは今日も幸せそうにずっと一緒にいる
「女ってわっかんねぇ」
リサの話によるとアリサも
カズマを気にしていたらしい
頼れるリーダー、男らしい
確かにカズマはかっこいい
おとなしいアリサにはあれくらいぶっ飛んだ奴が丁度いいのか
無理矢理そう思い込んでいた
「こいつ俺の女やから
ぜーったり手出すなよ
手出した奴、半殺しな☆」
カズマは相変わらずの調子でクラスの奴等に交際宣言
その隣で顔を赤くして
うつむいてるアリサ
「もぅアリサ他の男子と
会話すらできんやん」
呆れた声でリサが話し掛けてきた
俺ら4人は同クラスの為アリサとカズマのイチャつきすべて見るハメになる
「まぁ、アリサがいーなら
いいけどな」
リサは困ったように笑った
「そやな、どー見てもバカップルやけど」
俺とリサは顔を見合せ笑い合った
俺も、リサに早く告白して
彼女にしたい
俺はカズマと違って人と話すのは苦手で、見た目はカズマの影響もありハデになった
耳にかかる程度の長さで茶髪、カズマといる事で以前より人脈も増えた
「ねぇユウ、背伸びた?」
「んー、175くらいかなぁ
あんま変わってへん
カズマは180以上あるし」
「でかっ!どーりでアリサ
さらにちっこく見える
わけやわ」
「リサは?」
「あたし160くらい、アリサ
より10センチでかいし」
他愛もない会話でも
俺にとってはリサと話す
この瞬間が好きや
カズマとリサが付き合うようになって、さらに4人で遊ぶ 時間が増えた
毎日放課後はカズマの家集合
それが日課になっていった