ぁたしのカレシは修。
13才年上。
ぁたしのカレシはカズ。
同じ年。
修はカズの存在は知らない。
カズは修を知ってる。
ぁたしはどっちも好き。
修とカズを選ぶ日なんか来ない。
ぁたしはどっちもほしい。
今日はくもり。
修が昼ごろアパートに来ると昨日の5時ころメールがはいった。
今日は修の日。
ぁたしは昼ご飯に冷凍のぎょうざとほっけを焼いてビールを用意した。
日曜日は昼からお酒を飲むのがうちらの定番で、ほぼ2年間こうして日曜日を過ごしている。
野菜が足りないと言われるかもしれないから、オニオンスライスでも…
と思った所で修が、いつもの様子で
『おつかれー!』
と玄関を開ける。
ぁたしは
『いらっしゃい、待ってたよ』
と玉ねぎを置いて軽くハグをする。
修はいつもの香水のにおいとたばこのにおいと
いつもと同じ、修だった。
修はペースを崩さない。
大人だ。
そこが好き。
いつもの変わらない修のにおいといつもの日曜日。
でもそこがすごく嫌い。