カズマの家に4人で集まる
ようになり
俺らの仲は急速に縮まっていった
「アリサはいっつも可愛いなぁ 食ってい?」
「もー!みんなの前で
そんなんいわへん約束
したやんー」
イチャイチャしやがって
俺かてリサとそんなんしたいねんボケー
「カズマとアリサってなんだかんだゆうてもお似合いやな」
リサが羨ましそうにいった
「やろー?ラブラブやもんなぁアリサ☆めっちゃ好き☆」
「カズマってヘーキでそう言うハズイ事いえるよなぁ」
俺には絶対死んでも無理
「当たり前!好きな女に 好きゆうてるだけやしな」
「アリサいいなぁ、あたしも早く彼氏ほっしー!」
俺がいるやんけ!
心の中で叫ぶ
そんな俺に気付いてか
偶然か、カズマが軽い口調で
「なんやリサ、隣におるやん 王子様が」
「は?」
リサが俺を睨み付けた
かーずーまー(怒)
「ユウとリサお似合いやで! 付き合ったらええやん」
さらにカズマが畳み掛ける
「あたしもそう思ってたぁ ユウ君とリサがカップルになった らwデートできるぅ」
アリサまでー!
「ユウ!今こそ男になれ! フラれたら胸かしたる!」
カズマが冗談混じりに言う
いやまじ、ここで?
無理やって、俺小心者やし
けどこんなチャンスないかも
「ユウ?」
リサが俺の顔をのぞきこむ
もう
ヤケや
「リサ、俺と付き合う?」
精一杯平常心を保つ
もしフラれてもカズマが
うまくやってくれると
どこかで期待しながら
「本気でゆーてんの?
冗談やったら縁切るよ」
「マジやって」
一瞬全員無言になる
「ええよ」
リサの声で確かに聞こえた
「よっしゃあああ!
カップル成立〜!ユウおめでと なぁ」
カズマが叫ぶ
アリサは隣で拍手
俺は呆然としながらも
嬉しさで泣きそうになった
カズマは携帯を取りだし
「今日は最高の日って事で〜☆
記念日写メとるぞ!」
まだ意識が飛んでる俺を カズマが引っ張り込み4人 で写メを撮った
「全員に送信するし待ち受 けにしろよー!」
カズマがすぐ送信
4人お揃いの待ち受け写メ
こんな幸せな瞬間は
今まで生きてきた中で
初めてだった
これからも4人でずっと
仲良くやっていけるって
マジで思った
カズマ、お前と親友でよかった
この日が4人で写メを撮った最初で最後とも知らずに