西暦20хх年―\r
日本はかつての大国としての面影を失い人心は荒廃を極めていた
イジメで従姉妹を失い復讐の鬼と化した梅城ケンヤはZ区立第三中学校に入学
生徒会長に就任し絶対権力の下、イジメグループの処刑を断行する
そして従姉妹・ナツを自殺に追い込んだ一条フサエ達を巧みにおびき出し、遂に復讐を果たしたのだった
だが、その前に大きく立ちはだかる強敵が現れる
穏健派のリーダーにして私立K学院会長・九重モエだ
一条フサエ救出に失敗したモエは梅城ケンヤの改革勢力に対抗すべく、穏健派を結集し闘いを決意する
だかそれぞれに事情を抱える両者は、まずは外交・融和を優先しようと駆け引きを続けていた
先手を打つべく梅城ケンヤは、電光石火の早さで校内の綱紀粛清に乗り出し
更に副会長・港リリアを全権に任じ、穏健派との和平工作を命じた
だが、その後で開かれた教員達の密会の中で、梅城ケンヤ追い落としの謀議が行われていた
実権を奪われ、梅城政権の改革路線に敵意を燃やす彼らの中に―\r
港リリアがいた
彼女は梅城ケンヤの敵だったのだ!
期せずして交渉団の責任者を拝命した彼女は、その立場を利用して九重モエとの連合を画策する
だが、港リリアの裏切りを知らないまま新学期を迎えた梅城ケンヤはいよいよ彼の計画を実行に移すべく次なる手を打とうとしていた―\r