Human or Demon? ?

漣斗  2006-04-01投稿
閲覧数[328] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 ―次の日―\r
 村の看板の前に村人が何人も集まっている。その看板にはこぅ書いてあった。

 『今日の正午。昨夜捕まえた魔物を処刑とする』

 と、書いてある。それを読んだ村人達は大喜びで人々の肩を叩く。
 「おぉっ!あ、あれは・・・」
 村人の1人が指を差す方向をいっせいに村人達が見る。そして、ほとんどの者が凍りつき動かなくなる。
 村人2人に両腕をつかまれて魔物(でも今は普通の村人)が歩いてくる。
 「良くやりましたねぇ・・・」
 村の長老が前に出て、2人の村人に言う。
 「えぇ。でも、通りすがりの奴がやってくれたんですよ」
 「そぉか、それはよかった」
 「ですが、村の中心部にはもぅ、人が住める状況ではありません・・・」
 魔物の腕をつかんでいる村人の1人が悲しげに言う。
 「そぉか・・・それは残念だ」
 「長老様っ!」
 看板の周りに集まっていた村人のうちの1人が言う。
 「何だ?」
 「その魔物で、金儲けをしたらどうでしょうか?」
 「馬鹿者っ!そしたら、同じ事を繰り返すんだぞ」
 群集の1人が言う。
 「まぁ、その考えもよかろう・・・」
 長老がそぅ言うと、群集の人々が騒ぎ始める。
 「だが魔物1人で行動させるのも危険だな・・・」
 村人達は、次々に自分の家へと戻って行く。すると・・・。
 「おっ・・・?何これ。・・・魔物って・・・あの・・・?」
 通りすがりの少女が看板を見ながら言う。
 「長老・・・、あの女、使えるかもしれません」
 「そうだな・・・」
 小声で長老と村人の1人が話す。
 「おい!そこの女。付いて来い」
 「えっ・・・?」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 漣斗 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
★セレブ御用達★
最高級の死海の塩


▲ページトップ