龍華ははしゃぎまくる女子高生達と一緒に写真を撮ると(女子高生達はやたらと龍華にくっついてきた)彼女達はまるで嵐の様に去って行った。
「今のは何だったんだ…?」
訳の判らない様子の龍華。
「いいなー。
あんな美人さんと一緒に写真撮らしてもらって。
俺は全然女に縁がないのによぉ…」
力也は少々いじけた様子で龍華に嫌味を言った。
一方ジュリアは。
「ほら二人とも、さっさと行くぞ!!
さっさと歩けよ!!」
何故か気に食わない様子で二人に蹴りを入れた。
龍華は玉に当たったらしく顔をしかめて蹲った。
*
「皆さん。お待ちしておりましたよ。」
玄関のすぐ近くで三人は黒いスーツを着た男のアイラ人に呼び止められた。
「執行部アイラ民族自治区総本部のオロマ=シャクシャインです。
長旅ご苦労様です。」
男はそう言うと敬礼した。
龍華達三人も名を名乗り敬礼した。
「それでは早速現場の方へと向かいますので駐車場の方までご案内します。」
4人は駐車場へと向かった。
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同時刻