まゆげ 3

MIKKO  2007-12-07投稿
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10年前の今日、私と ァツシは出会った。


あの日もこんな風に、綺麗な夜空だった。



私とァツシは8歳だった。




「今日から此処が我が家だよ」

お父さんはそう言って立派な一軒家を指差した。私は、月の光を反射する白い家をながめた。

「此処に住むの?」

お父さんはにっこりと笑って頷いた。
私の心に、大きな期待が。顔に笑顔が浮かんでいた。



「じゃあ中入ろうか」
お父さんは明るい声でドアの鍵を開けて中に入っていった。



私は、家の前に立ったままでいた。
そして道路に座りこんで空を見上げた。



星が、恐ろしいほど美しかった。





あの人しかいないとこの汚い空とは違う。




しばらく見ていると、視界に何かが写る。


「お前誰?」
何かは生意気そうに言った

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