『これるもんならきてみーや』
バイト先の彼女から来たメール
外はザーザー雨が降っている…
『今から行くし、ちゃんと化粧しとけ』
『どーせこんやろ…』
『バレたか!笑 雨降ってんのに行かんわい』
バイト終了まで1時間ちょい
そう言って俺は自転車に乗っていた…
バイト先まで50分はかかる…ヘッドフォンをつけ自転車を走らせる…ヘッドフォンから流れてきたのは『SEAMOの関白、アクアタイムズの等身大のラブソング、倖田來未の愛の歌…』なぜか彼女への想いのつまった歌ばかり俺のmp3のshuffle機能すげぇなって関心した!もくもくと向かい風を浴びながら…
そして彼女のバイト先に着いた…彼女がレジ打ちしてた。後ろ姿だけど可愛い♪
バイト終了まで20分
何も持ってないのはおかしいから
『コーンスープ!』寒い今日にはピッタリだ!『バイトお疲れ〜』って投げてやる!
しかし、どの自動販売機にもコーンスープが売っていない
バイト終了まで8分
やっと見つけた!よし買うぞ!小銭ねぇ〜ヤベーってか千円札あるか…入らねぇー伸ばす伸ばす入った♪そしてバイト先に戻る…レジ!?男になってるじゃん?すれ違った…俺の運のなさにショック…
裏口を見てみるとなんか彼女の姿が…
ちょうど彼女が出てきた…彼女が2度見した…俺近寄る…『おぅ!』
『キモいし!あっち行って!』
ちょーシクッた…
マジミスッた…来なきゃよかった…
けれど『なんで来たん?』
『いや、ちょいドンキ寄るついでに…マジシクッたな』
『当たり前やし!ホントシクッとるよ!』
けど、そんなコト言いながら彼女の家路を歩いた…彼女のレジでのケンカ…彼女のレジでのケンカ…あれ?すぐ着いたからそれしか話せなかった…けど、『まだレジでムカつくことあれん!あーでもこれ話したら長くなるしいいわ』そして彼女の家の近くに…『じゃあな!』『うん』自転車走らせる…『バイバイ!』後ろから聞こえる彼女の声…振り向いて『バイバイ!』…また自転車を走らせる…
ケータイが鳴った♪
『マヂバカやし!アホやろ! 気を付けてね』
彼女からだった…
よかった…嫌われたかと思った…また自転車を走らせる…