純粋

 2007-12-08投稿
閲覧数[131] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私は男嫌いだった。
もちろん男友達なんて一人もいなかった。あの日が来るまでは。
高校の時、私は男子に嫌がらせを受けていた。私の目の前で悪口を言い合って笑ってる。
男がガキなのはわかってる。でも私の傷は深く、男=大嫌い。こんな方程式が私の中で生まれ、短かにいる男子全員を軽蔑の目で見る様になっていった。
大学に入り、ドイツ語の勉強を始めた。というのも、一度ドイツに遊びに行った時、町の景観や人々の優しさに非常に強い感銘を受けたからだ。
勉強は正直、難しい。でも、ドイツ人と仲良くなりたい気持ちが強かったため、一日でも早く会話が出来る様になりたいと思い、必死になって勉強した。
月日は流れ、大学三年の夏休みになった。待ちに待った現地での語学研修だ。
一ヶ月という短い間だが、まさか私の人生が180度変わる出来事が起こるとは知るよしもなかった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 京 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
ネ申盛れるカラコン
激安1日98円


▲ページトップ