それからは何事もなく順調に2人の関係は続いていった。
…ように見えただけだった!!
そして、彼が卒業する日を迎えた…。
私は悲しくて、つい自分の卒業式でもないのに泣いた。
式が終わると校門のところで、アーチを作って、先輩を送り出すという儀式がある。
そこでよく第2ボタンをもらったり、写真を撮ったりするのだが、私ももちろん友達についてきてもらいながら裕介のところへ行ってボタンをもらいに行った。
すると… ん?
なんと裕介が女の先輩の肩を抱いて写真を撮っているではないか!
あれ?彼女は私ですよねぇ?
そして馬鹿な私はその光景を見て、
「もう、裕介サービスしすぎっ」
と、友達に言っていた。
コラぁ!!気づけ麻衣子!お前はこの時点で二股かけられてんだよ!
続