mama色?

chiko  2007-12-08投稿
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『ごめんなさい。
  怒ってる?』

母は
『どうして?
  怒られる事したの?』

『先生に喧嘩したらダメって怒られたの。
………。だから。』

『喧嘩はダメだなぁ〜』
と母は笑いながら言った。

私の頭の中は…
『???』混乱していた。

その時、知り合いのおばちゃんと出会った。

母とその人は少し立ち話をして、するとその人の視線が私へ…

きっと母から私の怪我を聞いたのだろう。

『チコちゃん大丈夫?
女の子なのに…
優しいお兄ちゃんだからきっと心配するね〜』
と言った。

私はまた悲しくなる。
《この人もどうしてチコと話してるのに…
お兄ちゃんが出て来るのだろう?どうしてお兄ちゃんばっかりなんだろう?》


すると母とおばちゃんは兄の話しをしだした。

『聞いたわよ〜習字で選ばれたんですってね〜
スゴイわねぇ〜』
とおばちゃんが言うと、

母は、
『器用なだけ』
と嬉しそうに答える。

でも、今日は私の顔を見て、付け加えた。

『チコの方がスゴイよね。がんばり屋さんだもんね。
この子はね、一度決めたら絶対にやり遂げる子なの。バレエも毎回ちゃんと通って、幼稚園だって休まず行ってるし!
不器用だけど、なかなかみんなが出来ない【やり通す】と言う事が出来るの。
だから、お兄ちゃんより自慢だわ!』



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