せつな恋ばな

本音なし  2007-12-10投稿
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三月まだ肌寒く感じる季節会社も何と無く辞めて、バツイチ同士、何と無く付き合ってた、彼ともギクシャク…軽いノリで知り合いから聞いたスナックのバイトの話し…面白半分…好奇心半分で面接受けてみた…
スナックで働く何て、考えた事も無く、人間不思議な生き物で、どうでも良いと思ったら腹も座るもんだなぁ、面接に行ってママに初めて会ったら、昔ヤンキーそのまんま…住んでる世界が違って見えた
「今日から、お願いね」
の一言簡単なものだった 私も自分にナルシストな
所が有り、自分の容姿に全く自信が無い方ではなかった
四十前だが、中々のスタイルだと自己満してる
三月オープンの店で田舎の小さい、間取りの、ワンフロァー、カウンター席とボックスが狭いから、お客さんが酔っ払ってダンスしたら、大変だった
三月の中頃になると、仕事にもだいぶん慣れて、常連客や、ボトルキープもだいぶん増えた…
何時の間にか憂鬱な時間も忘れてしまう位一日が早かった
「カラン、カラン」まだ開店準備が終わらない内に
スーツ姿のお客が三人
まだ「準備中です」とも言えずにいた
一人のお客がトイレに入った、
二人はBoxに座り何やらママと話してた
私の好みのタイプではなかった
そうこうしてる間にトイレに入ったお客が出て来て一言「洗面台のタオルかけにタオルが無い」「準備が悪い」
はぁ〜言われ無くてもわかってる…と思い少し俯き加減の顔上げた
胸の鼓動が高鳴り始めた瞬間だった
五十前半のスーツ姿のガッチリタイプ、目が可愛い
人だった
私は昔から惚れた男は皆
目が綺麗だったり、可愛い人には弱かった、まさしく彼は私のタイプそのもの
抱かれたい症候郡がはじまった
だけど自分からアピールは出来なくそのまま席に付いても隣に座る事も無くただ時間だけが過ぎて行った
初めて来て以来彼は毎日の様に接待客を連れて来てくれる良い客だった
ママの随分前からの知り合いらしく、、関係もあったらしいママが話してくれた四月の後半になり店も活気付き繁盛していた
私の慣れない接客が余程新鮮に感じたのかとにかく指名が多く中々彼のテーブルに付いてもゆっくり話しも出来なかった
一人胸焦がす毎日だった そんな或日店のトイレからでて、洗面台でお化粧直しをしていると、突然彼が入って来て…好きだ…と言ってキスしてきたのだった
何が起きたか分からず



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