ガチャッ
ミニガーの銃が床に落ちる。それを確認したダルは銃を遠くへ蹴り飛ばした。武器を構えたまま入口付近へミニガーを誘導した
ダル)お前には、聞きたい事が山程ある
ダルは、怒りを押さえながら言った
ミニガー)俺らは、殺されようが口は決して忘れない
ミニガーは笑いながら言った
ダル)黙れ!!よくも皆を……
つい怒りがあらわに出てしまい、ナイフで首元に傷付けてしまった。このままでは、殺しかねない
そんな時!!!
ピクッ
感覚が鋭くなっているダルは、何かの気配に気付き……
ガバッ!!!
ミニガーをとっさに盾にした
ダル)誰だ!!!
ダルは、階段付近に向かって叫んだ
サマラー)犯人グループの一人だ
なんと、気配の主はサマラーだったのだ!!!しかも………
ダダダダダダダダ
なんとサマラーは、ミニガーを目視したのにも関わらず、ためらわずミニガーごと一緒に撃ち始めたのだ!!!!
ダル)なっ
ダルは、サマラーの行動に戸惑うが、ミニガーを盾にしていたので怪我をしないですんだが、ミニガーは死んだ。だが、そんな事お構いなしにサマラーは打ち続けるので
ダル)クソッタレ!!!
ダルは、ミニガーを盾にしながら、窓までさがらさせられた
そして
ダル)うわぁぁぁぁ
なんとダルは、撃たれた衝撃で窓から転落したのだ!!!!!
サマラーは、そのまますぐに窓に駆け寄ったが、もうダルとミニガーの姿は無かった…………廃屋校舎の周囲は雑木林だったが
サマラー)(ここは、五階だ。助かるわけがない
サマラーがそう思うと
ガチャ
無線を取り出し
サマラー)こちら、サマラー
サマラーは、状況報告した
リーダー)ダルアンはきちんと始末したか?
リーダーが質問すると
サマラー)……はい。始末しました
少し、間を置いたがサマラーは答えた
リーダー)流石だ。ミニガーは?
リーダーが、ミニガーの事を聞くと
サマラー)ミニガーはダルアンに殺されてました
なんと、サマラーは自分が殺った事をダルになすり付けたのだ
リーダー)そうか……ならば、そのままこちらにこい。まだ本館だ
サマラー)了解
サマラーは、無線を切って本館へ向かった