僕の、子供たちも、かなり落ち着いたのか
「パパの彼女さんはどんな人?逢ってみたい」
突然、言い出したんだ。
「素敵な女性だよ。パパをとても大切にしてくれるんだ」
「メールしていい?」
子供たちは、興味津々。
「聞いてみるね」
とりあえず、彼女に聞いてみることにした。
彼女は
「うん。メールしたい」
こうして、僕の娘たちと、彼女とのメールが始まった。
そして1ヶ月がすぎただろう。僕は、離婚届を、嫁さんにわたし
「大切なひとができた。もう一緒には、くらせません」
「なに言ってるの?」
と、嫁さんはびっくりした様子はないものの、少し動揺していた。
「俺、お前に男がいること、もう3年も前から知ってた。俺にも原因があるのだろうけど、俺は、いつか、俺のもとへと待っていたんだ。でも、俺も寂しいし、人のぬくもりを求めてしまった。どっちが先に浮気したとかはどうでもいい。俺は、本気でなければ、女性を愛せない。
離婚したからって、彼女とすぐ結婚ということではなく、離婚することで、彼女との、付き合いが、やっとスタートラインに立てるから。」
嫁さんの男がいたのは、知っていた。
僕は、この三年間で嫁さんの男が、5人くらいかわったのも知っていた。
なにも出来なかった。なにもしなかった。
だから、嫁さんを憎んだりはしていない。僕も、嫁さんとかわらないんだろう…