カリの熱意は、街の人々にも伝わった
街の人々がやる気に満ちている時だった…………
ガチャッ
スミアの家のドアが静かに開いた
スミア)もっもし宜しければ、私も医術を教えてはいただけませんでしょうか?
まだ、精神的に参っている様だったがスミアがカリに申し立てた
カリ)もちろんだよ。皆と一緒にこの街を復活させよう
こうして、街に再び活気が戻っていった。最初人々は戸惑っていた様だがカリの熱意が戸惑いを吹き飛ばした
…………後日談だが、この街は世界でも有名な医療街として名を轟かせた
パサッ
そして街の復興(カリの熱意)を見届けた風紀とナラビはマントを被り街を去ろうとしていた
風紀)よし、行くか
ナラビ)うん。カリのおじちゃんは凄い人だったね
ナラビは街を見ながら言った。
二人が砂漠へ旅立とうとした時だった
カリ)待ってくれ
カリが二人を引き止めた
風紀)良かったな、カリっ
風紀は笑って言った
カリ)ありがとな、俺の心残りが綺麗に晴れたよ
ナラビ)僕は、何もしてないよ
ナラビは謙虚に言った
カリ)いいや、お前達のお陰だ。俺はそう思っている
カリは感謝していた
風紀)また、そのセリフかよ
風紀は笑いながら言ったそして唐突に
グイッ
風紀は、ナラビから少し離れた所でカリの肩を掴んで自分の口元に呼んだ
風紀)スミアを口説けたら教えろよな
風紀はいやらしい顔をしてカリに向かって言った
カリ)なっ何言っているんだよ
カリは、顔を赤くして言った
風紀)隠す事は無い。あんたの顔を見ていると一発で分る
風紀は笑いながら言った
ナラビ)????
ナラビは少し離れた場所だったので分らない様子だった
風紀はカリをからかった後、「頑張れよ」と励ましを言ってナラビとこの街を去った
〜とある村〜
ドサッ
村の入口で女の人が倒れた
村人)たっ大変だ〜