きのう泣いた君へ…

あつは  2007-12-10投稿
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いつもと変わらない朝。 いつもと変わらない母の足音。 
「サキ?まだ寝てるの?」

「あ…。お母さん…。今日、休むから…」

「え??どうしたの?具合でも悪いの?」

説明なんてできないし、正直、めんどくさい。 
もぅ、そっとしといて…。 
「サキ?大丈夫?熱は?」

ねぇ、お母さん、やめて。そろ以上喋らないで。 
私、泣きそうだから…。 
「行きたくないの!明日は行くから!ほっといて!」
簡単にいえば逆切れ。お母さん…ごめんね…。 

母も、なんとなく気を使ったのか、もうそれ以上何も言わなかった。 
私…いっちょ前に、優しいコなのかな? 
自分で思ってたより、もろいコなのかな…? 

ぼんやり、天井を見つめていたら、気がつけばもぅ、4時を過ぎていた。 

また、いつもの母の足音。 
「サキ!お友達、来てるわよ?ゆぅちゃん…?だったっけ?」

うゎ…。正直…めんどくさい…。

「とりあえず…部屋に…上がらせて」



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