睡蓮と少女

紫幸 燈子  2007-12-13投稿
閲覧数[267] 良い投票[0] 悪い投票[0]

睡蓮は、自分を愛してしまった愚かな人の成れの果て…。

自己陶酔で生まれた、美しき花…。その美しさの代償は…己の【命】…。
その花に恋をした、一人の少女…。

幾度、花に声を掛けても…愚かな花は、水辺に浮かぶ己だけを愛し…聴く耳持たず。少女の声だけが、木霊する…。

哀れ…その少女は…いつしか…【声】だけになってしまった…。
愚かな花を…愛し過ぎた少女の成れの果て…。

神は憐れみ少女に名前を授けた…。
その名は…【エコー】

同じコトバを繰り返すだけの少女…。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 紫幸 燈子 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ