昼食の時間。
あなたは必ず学食を使って、窓際のテ〜ブルを使って一人で食べている。
でもいつも次々とみんなに話しかけられて、あなたの周りにはいつしか話し声でいっぱいになる…
でも、今日は珍しく一人で食べている。
私は緊張しながらあなたの前に立った。
あなたはゆっくり顔を上げて私を見るとまたにっこり笑った。
「おぅ。」
あなたが久しぶりに私に掛ける第一声。
「一緒に食べてもいい?」
「どうぞどうぞ、久しぶりやん長谷川と食べんの。」
私は嬉しくて顔が緩む。それを見てあなたはまた笑った。
「お前いっつもそうやって笑ってたら、友達できると思うで?」
…プライベートは話さない…
ほらまた線をひかれた…あなたとはどうしても 近づけない…
「いらない。私にはひろきがいるしぃ〜。」
なんて冗談を言ってみる
君は少し困った顔をしてハハッと笑った。
私に友達なんていらない
友達なんていつも私を裏切るだけ。
あなたはポケットの中を探って携帯を出すと、 少し微笑んだ。
メールの相手は決まっていつもあなたの大切な人
なんて。私の思い込みだけどね。
いつだったかアドレスを聞いて、まだメールできずに使われていないアドレスはまだおかれていた