紅鶴黒鶴-6

千鳥川 松三  2007-12-14投稿
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黒鶴は紅鶴の優しい瞳の中で好き勝手舞い続けた。黒鶴は紅鶴に甘えていることに気が付かない…

それから僕は片山さんに勉強を教える日まで、毎日が楽しかった。特に『黒田くんの部屋、早く見てみたいな〜』ってメールが来た時にはもぅ死んでも良いと思った。勉強を教える日の前に洋服も買った。母親が若い頃に、モデルのような仕事をしていたので、母親に洋服の指導をお願いした。部屋の模様替えをしてオタク度を極限まで抑えて、準備は万端だった。でも不安だったのは約束の日の前日、『好きな人が出来た』ってメールが来たことだった…
僕の誕生日から5日後の10月9日。ついに約束の日がやってきた。服装も、髪型も、口臭も中学生なりに最大限気にした。オッケーバッチリ。自分を勇気付ける。片山さんが来る一時間前からソワソワして後10分くらいで僕の家の最寄り駅に着くというメールが来た。自転車で迎えに行けば早いのに、片山さんと一緒にいる時間が少しでも長く欲しくて歩いて迎えに行った。 駅に着いて、駅の階段で待っていると、片山さんが降りてきた。
輝いてた…目を見張った…気持ちが高揚した…そして、緊張がピークに達してガチガチになって、お腹が痛くなった…



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