側にいてほしいときに
そばにいてくれなかったあなた
側にいてほしくないときも側にいたがるあなた
どっちもどっちだ
TSUTAYAで
立ち読みしてたら
電話が鳴った
『あいつだ…』
あたしの予想は外れた。
急いで外に飛び出して
電話を折り返す
何度この電話を待ったか
何度この日がいつか来ることを
想像して心弾ませたか
でも
もう電話が鳴ることはないと
何度諦めたことか…
『モシモーシ』
2トーンあげたあたしの声『久しぶりだね』
相変わらずマイペースな相手の声
この電話が何を表すか…
ただの気まぐれか…
それでもあたしは
あなたとやりたいことが
たくさんあるの。
あなたに知ってほしいことがまだまだたくさんあるの
まだ
あたしとあなたは
互いに知らなければならないことが
たくさんあるの。
前よりあたしは冷静よ。
気付いたこともたくさんあるわ
会える日が近々必ず来る
あたしは
前と違って
『頭を使う』
ってことを覚えたの
でも、待てよ…
あいつ
どうしよう…。