コンコン…。
ゆぅがドアをノックする。「何?」
「やっほ〜ぃ!びっくりしたよ!急に学校やすんじゃうし。何?風邪でもひいた?」
「え?もしかしてゆぅ、それだけのために来たの?」
「え?ダメだった?それだけって失礼じゃん!ちょっとさ…心配したの!寂し…かったし…へへっ」
ほんとに、何も知らないんだ。ただ、休んだだけで、わざわざ来てくれたんだ。ゆぅの家、私と逆方向なのに…。
弱ってるからかな?
今まで、ただの友達だって思ってたゆぅが、いとおしい。屈託なく笑うゆぅが、かわいい。
ありがとう。
私が思ってた以上に、ゆぅは、私の事、親友として大事に思ってくれてたんだね。ゆぅがだんだん曇って見える。
やだ…私、泣いてる。