ただ君を愛してる。
愛してる。愛してるの。
君があまりにも綺麗すぎて、何度も、何度も汚しては捨ててきた。はず、
なのに、
君はまたこの薄汚れた牢で僕に笑いかけた。
《名もない子供、笑いかけた。汚して捨ててきた。窓越しの君。サヨナラと言うキスを窓に残して。》
諦めたはず、だけどまた僕はここに居る。
何度も笑いかけてきた、君。どうして君は居ないの。
ある人に訪ねました。
(ここに名の無い子供は居ましたか?もう居なくなってしまったのですか?)
ある人は答えました。
(消えてしまったよ。ある日突然にね。誰かの後を追う、ってさ。その子供の最後に残してった言葉だよ)
あぁ、そうか。
何でだろう。冷たい。水?わからない、止まらない。冷たい、冷たいよ、
冷たい。。。
_ただ愛してる、愛してる、愛してるの_
ある人が言いました。
12時になったら帰って来なさいと。
でも12時が過ぎても私は貴方を待ちました。
禁を破ってしまいました。
愛が、愛が欲しかっただけなのです。
一輪のチューリップの花が、枯れました。
【チューリップの花言葉は″愛の告白″】
ただ君を愛してる、愛してる、愛してるの。
報われない願いだけど。