七つ子の小説『動く石碑』の続きを書きます。
バコッ!
今日も私の家は、騒がしい。
今の音は、お客さんに『上靴アタック』がHITした音。
いいのかね・・・
えーと!私ん家の兄弟達(この話に登場する奴だけ)を紹介!
《亜子=私》
髪型はショートカットで前髪が長い。女の子。
《魔子》
寝癖がひどい。ボサボサヘアーの男の子。
《美紅》
スッキリ!一つ縛り、は女の子!
上から順に魔子、私、美紅よ!(他の兄弟達を知りたい人は『動く石碑』を)
後、《セイショー》の紹介。 帽子をかぶってる私の男友達。
さてと、ソロソロ始めましょうか―\r
「怖くない?」
美紅が心配そうな顔する。
「大丈夫じゃないか??」今のは無責任なセイショーの声。
今、私達はお化け屋敷の目の前にいる。
うーん。
お化けが本当にいるとも思えない。
だからって―\r
お化け(役の人)が
「こっちがゴールですよ〜」
と、教えるとも思えない。
“迷ったらどうするんだ!”って気分よ・・・
このお化け屋敷は外国のお城を思わせるデザインだ。
今、私の頭で
「ハッハッハ!!迷え迷え!!」
と、お化け(役の人)が笑ってる。 とにかく、私はドアを(何故か)ノックし、中に入った。
バタン
ドアが、勝手に閉まった。
「!?」
皆、ビックリ顔だ。
「開かないぞ!!」
長男、魔子の声に皆、青ざめる。
ベチョ
?
暗いから何がおきたか分からない。
「イヤァ!」
美紅の声がする。
しかし、やはり何がおきたのか分からない。
パッ
急に明るくなった。
ホッとする。
あ、あれ・・・?
「美紅がいない!」
三人同時に叫ぶ。
真っ暗な暗い密室で、消えた魔子―\r
「俺は消えてない!」
魔子の反論。
あ、ごめんごめん。
消えた美紅―\r
「犯人はこの中(お化け屋敷)にいる!!」
と、セイショー。
カッコいいけど、それぐらい私も分かるぞ! と、思ったけど―\r
犯人がドアを閉め、暗くした事も考えられるわよ!
私はその事を言ってみた。
「ココは、広いから見つからないかもしれないぞ!」
と反論するセイショー。
いいのかね・・・単純で・・・
私は勝手に―\r
実は犯人はセイショーで、動機は、自分の推理を当てるため。と、空想したりした。
あ、あくまでも空想よ!
そこっ!勘違いしない!
美紅・・・無事かな。そうだ。
美紅が無事でいるのが何よりも幸せだ・・・ (つづく)