「豊田先輩のこと…ずっと好きでした!私と…付き合って下さい…!!」
今世紀最大の勇気を振り絞り、私は大好きな先輩に告白した。
「あぁ…ごめん。オレ…"デブ"は嫌いなんだ…。」
私の中で、何かが音を立ててくずれた。
先輩は振り返ることなく去っていった。
「ひっく…うぅ…」
気づけば泣いていた。悔しくて、悲しくて…いやだった。こんな自分が…。
仕方ないと思う。なぜなら私は体重70…身長160というドラえもん体型だった。
「………なんかムカつく…っ…」
すごく悔しい。見返してやりたい…
その日から私の乙女改革は開始した。
最高の恋をするために…!