紗:『先生〜美紀に彼氏いると思う?』
先生『え?いるんだろ?彼氏のイニシャル作ってたじゃないか(笑)』
紗:『それ聞いてどう思ったぁ?』
先生『…別に?小山に彼氏がいるのは普通だろ。』
紗:『なんでそう思うの??』
先生『いやっ…別になんとなく。』
紗:『怪しい(笑)なんでなんで〜?』
先生『…あぁ〜!!…だってあいつ可愛いだろ?//だから…その辺の男は黙ってないだろ。って何言わすんだ!』
紗:『ごめんなさぁい♪』
紗:「…だって!」
美:「////」
先生…私のコト可愛いって思っててくれたの?
嬉しすぎるよ!!
もぉ、期待しちゃうじゃん…。。
その日の夜−
「聞いた聞いた?」
「聞いた!すごいよね!鮎川さん」
美:「…なんかみんな騒がしくない?」
紗:「あ…あのね美紀。これ言わない方がいいかと思ったけど、もぉ広まっちゃってるみたいだから言うね…」
美:「何〜?」
紗:「うちのクラスの鮎川さんいるじゃんね。鮎川さん、先生のコト好きみたいなの…」
美:「えっ…」
紗:「それに…登山の時に、先生の側にいたらしくて。先生に腕絡ませたりしてたみたい…。」
…やばい。
目のあたり、決壊寸前…。。
美:「…ちょっとトイレ行ってくる」
紗:「美紀…」
なんで?なんで?
先生…。生徒なら先生になんでもやっていいの??
怒らないの?
それとも…嬉しいって思ってる??
鮎川亜由美。
彼女は私たちのクラスの学級委員。
頭よくて、運動できて…私からしたら完璧な女の子。
そんな子が先生のコトを好きだなんて。
勝てっこないよ…
私はトイレでわんわん泣いた。
人目も気にしずに…
少ししたら紗樹が来てくれて、側にいてくれた。
ありがとう紗樹…
翌日−
もう帰る日か…。
楽しいこともあったはずなのに…悪いコトしか記憶に残ってないよ(泣)
はっ!そういえば、バスの席先生の隣だよぉ;;
忘れてたぁ…。
今は側にいたくないんだけど。
「今日は予定が変わって、すぐ帰るコトになりました。みんな荷物まとめてバスに乗れ〜」