『ねぇ、キスしていい?』
あたしは彼氏に甘えてみる。
始めはそっと。
それからどんどん深くなる口づけに、あたしの頭はぼーっとなってしまう。
そっと開けた目に彼の瞳が飛び込んできた。
あたしのうるんだ目を、愛しそうに見つめてくる。
なんだか泣けてきちゃう。
あたしはキスが好き。
ギュッと抱き合ってキスをすると、溶けてしまいそうな感覚になる。
軽く触れ合うキスも、深い深いキスも、好きな人とすると幸せな気持ちになる。
だから、今日もあたしは彼に言う。
『ねぇ、キスしていい?』