叶えたい恋…?

千穂  2007-12-18投稿
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そしてバスに乗りこんだ私たち。

もうすぐ先生が乗ってくる…

「そろったかぁ?」

先生が点呼を始めた。
「先生〜!鮎川さんがいません!」

「おぉ。ちょっと見てくるわ!」


えっ!先生行かないで…。
そんな願いもむなしく、先生は戻っていってしまった。

「亜由美、先生に告るって言ってたよね?今告る気かな?」

「亜由美やる〜」

紗:「美紀…」

美:「大丈夫…」

口ではこんなコト言ってるけど、心の中はざわついてた。

先生は鮎川さんを好きになっちゃうんじゃないかって。

「あっ!2人戻って来た!」


「出発するぞ〜席つけ〜!」
…先生、普通だ。

席の後ろの方では
「亜由美どうだったの?」っていう会話が聞こえる。

どうだったんだろ…。

紗:「美紀!美紀ってば!」

美:「あっ何?」

紗樹はコソコソ話始めた。

紗:「鮎川さんやっぱりダメだったらしいよ。」

美:「!?」

紗:「今話してたの聞こえた!よかったね…」

美:「うん…」

これで一安心…。
でも、鮎川さんがダメなら私なんか絶対に無理だ…。

そもそも先生と生徒の恋なんて叶わないんだ。
悲しいよ…

なんていろいろ考えながら、私は眠っていた。


美:「ん。私、寝てた…」

「おはよう。お前ずっと寝てたぞ」

…先生の声がすごい近くでする。

…きゃ〜!!私、先生の肩にもたれかかって寝てたの?

「ご、ごめんなさい!」

「別にいいよ!まだ時間あるから寝てていいぞ〜?」

えっ?それはまだ肩を貸してもらえるってコト?
いやいや…そんなことはないな。

私は窓にもたれかかって寝ようとした。

そしたら先生が…
「別に俺の肩使っていいよ〜?」

「えっ!?」

「ほらっ!!」

なんていいながら先生は私の肩をグイッと引っ張った//

「あ、ありがとう。」

「いーえ。…俺も寝ようかな。」

突然、先生の頭が私の頭にのっかった…。

なっ、何この至近距離!!

先生…?私ものすごく期待しちゃうよ?
先生は私が好きなのかな、なんて考えちゃうよ…?

先生が寝たのを確認して、私は先生の手をギュっと握った…



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