紅鶴黒鶴-11

千鳥川 松三  2007-12-19投稿
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紅鶴は黒鶴の下をさることを決めた…

さっきの電話から30分くらいして、携帯が鳴った。片山さんからだった。電話に出ると僕が話す前に、片山さんは
「もしもし。何か用?」
中学生の時、話した時はもっと優しくて、ゆっくりしたしゃべり方だったような気がした。高校生になって少し変わったのかとも思った。少し戸惑いながら
「さっき授業中にゴメン。でも、オックンと別れたって聞いて。いても立ってもいられなくなって…。まだ好きなんだ。付き合って欲しい。」
片山さんの返事は、少しの間もなく、冷たい声に聞こえた…
「黒田くんさ、中学の最後に、マリエとマリエの友達に二股かけたよね?結衣のことも好きで居続けたんだったら三股だよね?それって最低だよね。だから、結衣はその気持ち信用できないし、付き合えない。」もの凄く怒っていた…高校に入学したばかりの時に、マリエと片山さんが同じクラスになったと聞いた時に、嫌な予感はしていた。でもやるせなかった。僕が本当に好きだったのは片山さんダケだったから…。ヤケになっていたとはいえ、バカなことをしたもんだ…。大好きな気持ちを信じてもらえないなんて悲しい…何で、あんなことしちゃったんだろう…ただ好きで、ただただ大好きで、大好き仕方なかったのに…



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