俺、道に迷ったらしい。 晴れた日だったけど、全くよく覚えてない。 俺ともあろうものが、ちょっと焦ってた。 そばには、花壇があって、赤や黄色のチューリップが、空に真っ直ぐ向かってる。 俺はその根本に入り込んだ。太陽が西に傾きかけた頃、人の足音と、俺と同じ匂い。 見上げると、人間の女と美しいきじねこが俺を見つめていた。
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