・・・ピー ピー
「先生、先生。様態があっかし・・た。早・・・来て、・・さい。」
…声が途切れて聞こえる。
「・・君、聞こえ・・・。・・君?」
視界がボンヤリしてきた…
僕はふと横に顔を向けた。
ボンヤリした中見た顔は…彼女なきがし、眼を閉じた。
―story-1―\r
‖二つの星‖
「この前さあ〜・・・」
「あのドラマの犯人って・・・」
僕は伴場惇。
大学1年生。友達?・・・と今昼食中だ。
みんないろいろなことを話している。
―さっきまで先輩の愚痴を言ってる奴は、いきなりドラマの話しなんかもしたりして―。
正直疲れた。
なんで、こんなつまらないことを話しているのか。
僕にはわからない。
でも僕は嘘をつく。
つまらないと思っていても
(そうだよな!)
とか、
(わかる。わかる?)などと。
今、空気を読まないものを、KYと言って批判しているが、僕はそうは思わない。だって自分の言いたいことを素直に言えるのだ。
僕みたいに嘘をつかづに・・・。
ダン?
?
僕らの数十メートル先にいた。
それでも声はきこえた。
そう、これが僕らの最初の出逢い。
そして最初の距離だった。
TO BE NEXT.