ある日の金曜日、私は地下鉄のホームにいた。家路に着くところだ。週末の処理に追われ気付けば深夜、終電の電車がくるのを待っていた。周りは金曜日ということもあり、飲み会帰りのサラリーマンや、学生が一際目に着いた。
…電車に乗り込み1両目の端 の席に座る。
座席に座るとなぜか落ち着く最近…。疲れてんな…。おばさん…。(心の中で頭をかく)前に大学生らしいカップルが座る。ふと目がいく…
二人はとても幸せそうな顔で話していた。うらやましい(もう一度頭の中で頭をかく)…大学時代のことを少し思い出した…。
とある日のこと、友達のさゆとファミレスで話しをしていた。
さゆ「お待たせぇ。。」私「いいよぉー(いつものことだ…)ねぇそのバックどうしたの?」
さゆ「クリスマスに彼氏に買ってもらっちゃった。かわいいでしょ」
…見るからに高級のブランドのバック。
私「それあの新しいブランドのじゃん。いいなー。」
さゆ「いいでしょ!あっくん(彼氏)の前で泣いちゃった。笑」
私「 笑。」
さゆ「それでさ、あのすごっくおいしいお店であっくんと…」…その彼氏の話が始まる。
さゆ「そうだぁ。あんたも彼氏作りな〜!今時彼氏いないのあんたくらいだよ」
私「うん。そうだね…」
…さゆがブザーを押す。さゆ「いつものやつね」私「うん。そうだね…」
店員「お待たせしました。ご注文は?」
さゆ「ケーキセット2つ」
金曜日の昼休みにお茶をするのが私たちの決まり。
地方から街にでてきた私たち、高校からの友人はさゆだけだった。
とても明るく元気なさゆは人渡りがよく店員さんとももうすっかりお友達
さゆ「ねぇ〜このこったらさ彼氏もいないんだよ、マーボウ(店員)付き合ってあげて!笑」
私「さゆっ」
マーボウ「何イキナリッ!バイト中だぞ、今日店長いっから静かにしとけ〜」
さゆ「な〜んだ。今日冷た〜い」
私「まぁまぁさゆ、カウンター見なよ…」
店長が大きな音を起てながら皿洗い…。。マーボウといっても私たちより2つ上の学校の先輩で身長が高くて、目が大きくて、顔が小さくて、おしゃれで
雑誌にスカウトされ読者モデルとして乗り。
学校ではちょっとした有名人。
とても手に届く存在ではなかったし、私はあんまり話すことはなかった…
さゆ「私4限あっからいくね」
私「いっけない〜私もバイトだー」