〜体育館〜
M.T)エドッッ?
エドの頭を膝枕しながらM.Tが、泣いていた
生徒達は、恐怖で自分の事しか…………死の覚悟を決めていて少し冷たいがエドの事まで考えれなかった
エドの傷口には、応急処置が施されていた
学園の財力で常に医師が配備されているのが幸運であった
この処置により、エドの命は延命されたが、そう長くは持ちそうには無かった。早く病院に運ばないと駄目みたいだ
M.T)エド、エドッ!!!!!
M.Tはまだ泣いていた
そんな時であった
エド)エッM.Tッ
エドは、気絶から目覚めたようだが、弱り切った状態であった
M.T)エドッ喋っちゃ駄目だって
瞳に涙を浮かべて言った
ポタッ
涙がエドの頬に当たる
だが、感覚を失いつつあるエドには、M.Tの様子が分からなかった
エドは、泣いているM.Tを見て心を痛めるが、伝えたい事があったのか必死に口を動かそうとしていた
皆は、M.T達から離れていたのでエドの言葉は、M.Tにしか聞こえなかった
エド)ボソッ…………ボソ?
その言葉を聞いた後
M.T)…………分った。ちゃんとやるから、エドは死なないでね
M.Tは、泣きながら言うと、エドの頭をゆっくりと膝から降ろし上着で作った枕の上においた
M.Tは、先生や男子生徒の何名かを体育館の二階に誘導した
犯人達はもう居ないので彼女達は自由に行動できた
だが、外への脱出は出来ないのが問題だ
二階へ上がって窓から逃げようとも、赤外線が張り巡らされているので脱出は不可能であった
〜機関室〜
機関室では、リーダー達の報告を受けて最後の作業を進めていた
どうやら、例のチップを世界中何処で使おうとも形跡を除去出来るシステムをコピーしているようだ
この学園のスパコンを駆使しても、まだ時間が掛かりそうだ
そんな時折であった
パラララララララララララララ
予定より早く将軍がグラウンドに到着したのだ!!!!!