俺は今まで心が冷めていたため、自分の悪口を言われようが悲しみ、怒りなどの感情をこれほど激しく感じたことはなかった。多分、今まで特に頑張ったことがなかったため、何か悪口を言われても平気だったからだろう。だが今まで死にもの狂いで訓練した俺と、逃亡した何処の誰かも知らない日本人と一緒にされたと思うと腹立たしく体中が怒りに満ちた。
『くたばれ!』
ビュッ!
『!!??』
突然試験官の視界から俺が消えた
『真下だ!!』
周りにいた一人のやじ馬がいった。
『クッ!早い!!』
ドカッ!!
俺はアッパーをくらわせ、相手の体が少し浮き、無防備になった一瞬のすきをついて掌打を打った。
!ドン!!!
相手が五メートルぐらい吹っ飛び周りの人達は「シーン」と静まりかえる
だが完全にブチ切れてる俺は、試験官に突っ込んだ
『チィ!なめるなよ猿が!』
さすがプロの軍人というべきだろう。頭は冷静に判断し、突進してくる俺をかわしながら何十発も連打を浴びせてきた。
だがその一発×?が瓦十枚は軽く叩き割る威力だったが、ブチギレてる俺には何の痛さも感じなかった
その時俺は破壊神になった気分だった。
〜続く〜