ブレイドがハの字のまゆ毛で目には涙をうかべている。
「…男のくせにすぐ泣くなっていってんでしょ!!」
リザはブレイドを睨み付けると痛烈な蹴りを背骨に食らわす。
いてー!!
「ん゙ぅぅぅぅ!!痛いよ痛いよ死にたくないよ!!」
リザは呆れ顔だ
「何いってんのこんなので死ぬわけ「ちがう…!!2人についてったら絶対死ぬって…そういういみ…で…」
『あれ…?』
俺は頭の中をよぎった記憶のせいで眉間にしわをよせた。
んん゙ー…
「どうかされました?」
俺がうなっていると、カレグが心配そうに顔をのぞきこむ。
「ん…?あ…いや…なんか軍隊でアイツに似たヤツで名前もナウス大尉ってのがいたような……気のせいか…なぁ…」