ハハハ…寂しいわ…ていうより、虚しいか…(泣)あぁ、あたしの名前いいわすれてたねッッ(苦笑)あたしは、心。両親は居ないんだよね…伯母さん夫婦に育てられたんだ。育ての親?あたしみたいな女だれも愛さないよう…色気がナイみたいだし。別に良いじゃんよー!!その時…あたしは運命を感じた。ある、男が近づいてきた。彼は、かっこいいような…どこかで見たことのある顔。思い出せない…「この…ネックレスください…」「彼女にプレゼントですかぁ!?」
「あ…いえ、」
「は…はぁ…」
何!?なんで悲しげな顔するの?もしかして…死んだ彼女におくるトカ?!それはないっか…でも…やっぱり、思い出せない…
え!?だれだっけ…
もしかしてあの時の後遺症で思い出せないの?
-それは…3年前のあたしの誕生日。暑いなか、来てくれた。あたしは、ベランダでその時の彼と話をしてた。あたしは、彼が居ない間に、不注意で落ちてしまった。頭を打ったけど、命には損傷なかった。あたしが、病室で寝てるとき、聞こえた声…父が怒鳴っていた。謝る声も聞こえた。そのときの声に…に…て…る…
え…嘘…まさかぁ…
そして、あたしがぼぅっとしてるとき、彼の重い口が開いた。
「僕は…君の事忘れたりはしなかった。」
と…
え…
「えぇっと…何方でしたっけ?聞いたことある声だったけど…」
「あぁ…ごめん。俺は、あの時の彼だよ。」
「え…嘘だよね??そんなわけ無いもん。お父さん…引っ越して行ったって聞いたよね…?え…嘘…」
「そっか…覚えてるわけないか…」
ごめんごめんごめんごめんごめんごめん…ほんとにごめん…今は謝ることしかできないよ…