彼女の名前は雪。
今雪は恋をしている。
彼の名前は卓也。
今卓也は彼女がいる。
そんな卓也を好きになってしまった雪は自分に言い聞かせることで
この恋をおわらせようとしていた。
そんなある日。
卓也と彼女の碧が別れたという情報がまわってきた。
このとき雪は『まだ諦めちゃだめなんだ』と感じた。あれから碧は卓也ととおりかかるたび彼をジッとみる。
碧はまだ卓也を諦めていなかった。
ぢゃぁ卓也からふったんだ。といい気持ちになった。
そんなチャンスがまわってきたのに雪はなかなか思いを告げることができずにいた。
通りかかるたび目が合って、そんな真っすぐな目をみるのがやっと。
彼のことがますます愛しくなってきて...
雪はとうとう告白することにきめた。
でもその前日のことだった。
彼は交通事故で亡くなったという一本の電話。
夢だ‥‥
そうしか思えなく、信じることできなかった。
でも最後に1つだけプレゼントをもらった。
彼は雪のことが好きだった。だから碧と別れた。
そんなことを卓也くんの姉に教えてもらった。
それが1番のプレゼントだったんだよ。
その日、今年最初の雪がふりだした。
彼のようにきれいに……