二人の記念日5

祐一郎  2006-04-05投稿
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祐司「みずき,幸せになるんだよ?泣かないでいておくれ。俺はいつでもみずきの中で生き続けている。」そう言って祐司は俺のほうを向いてこういった。祐司「みずきを頼むよ。お前にしか言えないことだから。」俺は耳を疑った。祐司はそのまま教会を出て行った。何故か俺とみずきは涙がとまらなかった。するとみずきの携帯に電話がかかってきた。みずき「もしもし」相手「祐司の母です。祐司が事故で亡くなりました。○○病院にきてもらえませんか?」みずき「え?うそでしょ?」俺「どうした?」みずき「祐司が…事故で死んだって。」俺「うそだろ?何かの間違いじゃないの?」俺達は半信半疑で病院へ向かった。たしかに電話かかってくる前まで俺達の前に祐司はいたのだから。病院へついた俺達は現実を受け止めなければならなくなった。祐司は死んでいた。俺達は現実を受け止めたくなかった。祐司の遺体の枕元に小さな箱があった。手紙付きの箱が。みずきへと書いてあった。俺はそれをみずきへ持って行った。俺「みずき,これ。」みずき「これは?」俺「祐司からのフレゼントだと思う。」みずきは恐る恐る箱をあけた。



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