謝ることしかできないよ…ごめんね…ごめんね…
とうとう、あたしは彼の前で泣き出してしまった。
「う…うっうっう〜」
彼も静かに泣いていた。綺麗な涙だった。
あたしは、次の日…頑張って思い出してみた。
やっぱり、無理かなぁ…でも、彼だったら…悲しくなってきた…(涙)
はっ…思い出した…彼は…彼はあの時の彼だ!名前は…章大…!
きゃぁーーーーっっ!思い出したぁ!!!!!!!!!!
思い出せてよかった。あたしは、こんなことも思い出した。
あの時のコト…
-あたしは、彼が居ない間にベランダから落ちた。落ちてくトキゆっくりだった。それで、血がたくさんでた。痛かった。病院に着いた…。病室までの間は覚えてないけど…彼の謝る声も聞こえた。そうだ…こんなふうだったんだ…
次の日…章大は来た。
「ぼくのこと、思い出してくれた?」
「し…章大?」
「…!」
「え?違うの?」
「あっありがとう。思い出してくれて、ありがとう」
そして、二人はキスを交わした。あたしは、幸せ。章大も幸せ。
あたしたちは、結婚するコトになった。