こんな事を言うと
祢々はすぐ俺に許してもらおうと色々な事をする。
「あの、デザートも作ったんですよ」
「ふ-ん」
「ティラミス。
徹さん好きでしょ?」
しかたない…
「…食うから貸せ」
俺が祢々からティラミスの皿を取り上げると、祢々の口角が上がった。
「うまいじゃないか」
そんな一言にもすごく反応する祢々が愛しくてたまらない。
俺は主人。
祢々は犬。
そんな主従関係ができあがっていた。