昔、店も冷蔵庫もなかった時代、三賀日だけ、女が台所に立たなくても良い様に、保存が効き 一品一品に意味を持ったおせち。私も、長い事、おせち等作っていない。今の時代、ご馳走って何だろう?私が子供の頃は、海老フライも、ケーキも、特別な日のメニューだった。12歳の娘は、それらをご馳走とは思っていない。母は嘆く。今の子供には、楽しみが無いと。娘達がやがて家庭を持ち、正月さえ、唯の祝日になっていたとしても、祖父母や、従姉妹達と囲んだ、美しい、木箱に詰まった料理を 観て味わったことを、忘れないで欲しい。
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