その4 それから一ヶ月、チームで滑りに行ったり、一人でもくもく練習したりと、誰もが他のやつには負けたくないと頑張っていた。
ﾀﾞｲとｶﾂは二人でよく一緒に行き、技を見せあい出来を確認しながら滑り、ｼｮｳはボード始めたばかりで一人で近くのスキー場に行きもくもくと滑り、ｸﾆはたまにﾀﾞｲ、ｶﾂと一緒に行ったり、一人で違う所に行き新しい刺激をうけながら滑り、ﾀｸは東京にいることもありあまり滑りには行けないが、ビデオを見てイメージをし、たまに滑り、ﾀｹは湯沢でアルバイトをしながら篭っていた。
そして1月末になり初めてチームの全員がそろう事になった。
あきらかにみんなが成長していた。ﾀﾞｲの成長を見せつけなれたあの日から誰もが必死になって滑っていたのだ。
いよいよ撮影開始！ まずはグラトリから、ここで目立ったのがﾀﾞｲとｸﾆ。正直すごかった。エッジの使い方、プレスをした時のスタイリッシュさ、回し方、どれをとってもチームの中で一番を争ってた。
次はレール、ボックス、これはﾀｹの一人勝ちといった感じ。
最後にキッカー、これはグラブのスタイリッシュさならﾀｹが一番だが、回す事なら、縦回転をするﾀﾞｲと540度回す、ｸﾆとカツといった感じだった。
そして映像にかかせない、笑いのパートはﾀｸだ。人が予想を出来ないような事をするのだ。
映像もたまりいよいよ編集作業だ。編集作業はﾀﾞｲとｶﾂがやることになって、二ヶ月を費やし完成！！
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