「さっ、2人とも降りて!」
ダラダラしてたらまたお母さんがうるさいから、
両サイドのドアからほぼ同時に降りる。
その後にお母さんが降り、お父さんは車庫に車を止めてから、降りた。
「憧れのマイホームね!これでドアが開かなかったりしたら・・」
“ガチャッ ギィー・・”
「入るぞ。」
「よっしゃー!!オレが最初の第一歩をぉぉ!!蓮どけー!」
早速なかに入ろうとしていた私をお兄ちゃんが止める。
コレで私がさっさと中入っちゃったら…まあいっか(w)
「お邪魔しまーす」
靴を脱いでピカピカのフローリングに足を付く。
母「1番乗りは蓮だったわね^^お兄ちゃん残念フフッ」
兄「れ、・・・蓮のボケー!!!」
私「うっさい黙れ!」
兄「ファーストは奪われてもセカンドは俺が!」
母「まぁ、お兄ちゃんったら//」
父「あっ、お母さんが変な誤解した。」
兄「ドリャーー!!」
私「あっ、そこ段差「ナヌッ」
私の注意も虚しく、最初の第一歩を顔面で終わらせたお兄ちゃん。
「いった〜!!!!!」
そのまま奥に突っ込んでいったお兄ちゃん。
“ドカン”やら“ゴン”やら“死ぬ〜!!”やら
色々な物音が聞こえてる。(最後の違う
私が玄関でボーっとしていると、
後ろからお父さんとお母さんが入ってきた。
心配性のお母さんもお兄ちゃんの暴走は日常茶飯事なので、
もう慌てたりはしない。(小学生の時は凄かったらしい。父談
私も奥に行こうとしたら閉まりかけていたドアの方から気配がした。
小学1年くらいの男の子と目が合った。
“バタン”
ドアが閉まった。
〜続〜