ANOTHER…?

なお  2007-12-24投稿
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-翌日-

はぁ…結局靴ないし…ホントどうしよう…

「田代さ〜ん!」

「きっ、岸川…」

「今日もよろしくねぇ〜〜♪ニヤリ」

「はぃはぃ」

そういって岸川と別れ、私は席に着いた…

………!?

机には無数の穴があけられ、机の中にはカミソリが入っていた。

「痛…っ…!」

そして…"岸川君に近づくな"と赤い口紅で書いてあった。

こん…ちっくしょぉ……!!!

悔しさと悲しさでいっぱいになった。今まで優位な地位に立っていた自分にとって、こういったことは初めてだった。

(これがいじめ…!くっそぉ…こっちだって近づきたくて近づいてるわけじゃねぇっつうの…!!)

「…クスクス……」

教室のどこかから、笑い声が聞こえた。すごく腹立たしかった。

「田代さ〜ん!国語の教科書〜!!」

岸川だった…。

{またお呼びですわよ。岸川君もかわいそうに…あなたみたいな人の相手をさせられて…クスクス}

「…っ……!」

「ねぇー、田代さんってばぁ!聞こえてるぅ?」

「う…うるさいっ!!!」

シーン…



もう…どうしていいかわかんないよ……!

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