Human or Demon? ?

漣斗  2006-04-05投稿
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 「え―――っ!私が魔物と旅をする〜っ?」
 「あぁ。そぉだ」
 少女達は、小さな家の中で話し合っている。
 「何で私が?!」
 「しょうがないだろう・・・。貴方しかいなかったんだ」
 長老が言う。
 「まず、内容を説明して下さい。それからです」
 「君達に旅をしてもらう際に、町のあちこちにいる賞金首を捕まえる仕事をしてもらう」
 1人の村人が言う。
 「それで、その賞金首につけられた金をこの村に送ってほしいのだ」
 長老が言う。
 「もぅ、この村は滅茶苦茶だ・・・中心部は人が住める状況ではない・・・」
 「村のため・・・―――。分かりました」
 「行ってくれるのかね?」
 「はい。村のためなら」
 「忝い・・・」
 「では、早く準備を!」
 1人の村人が立ち上がって言う。
 「1つ・・・、聞いていいか?」
 「何だね?」
 魔物が長老に問う。
 「俺を狩った奴の名は、何て言うんだ?」
 「・・・何といったか・・・。りょ・・・諒・・・」
 「!・・・分かった。充分だ」
 と、言って魔物は家を出る。

 人の名前を聞いて、何なんだろ・・・?

 「準備、出来ました」
 「では、行ってきます」
 少女が家を出ようとする。
 「あぁ、待ってくだされ」
 「?」
 長老は手のひらほどの袋を渡した。
 「これは、魔物に心を与えるための薬です」
 「心・・・ですか」
 「まぁ、『心薬』とでも覚えておいてください」
 少女は、その袋を見る。
 「それを飲むと、心はもちろん自分で魔物になろうとする時、ならなくてもいい時が自分で調整できます(夜だけ)」
 「分かりました!ありがとうございます」
 少女と魔物は車に乗り込み、その村を出た。

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