ブレイドは涙がながれこむ口をぽかんとあけておれのほうをみている。
「まさか!!大佐、同姓同名の別人ですよ」
やたらニヤニヤしてるなコイツ。
「……そうかもな……」
最初みたときから初めて会ったようなきがしなかったので、なんとなく納得できない気がした。
ブレイドが少し落ち着いて言う。
「ぼく…いま…した…ヒッく…大佐の隊に…っぐ…大尉として…ッ」
「う……うそだろぉ…??おま……お前いくつだ」
「28…」
カレグはかたをガクンと下におとした。プライドを刺激されたようだ。ふむ…確かに18で大尉はすごいな!!
「て…てゆうか…た…大尉だったら俺よりひとつ上の階級じゃねえか…!!」
ブレイド顔は真っ赤。口をゆるめて横を向く。
「でも…おか…しの…ことだららあ…」
俺はちょっとコイツの脳が心配になった
「…大丈夫かオマエ…」
しばらくカレグがブレイドに詰問していると、リザがうんざりだというようなかおをした。
「話おわった?急いでんでしょ?早くいきましょーよ」
俺はコクンとうなずく
「……いくか」