すると金崎の目の前には、原チャリに乗った河内がいた。配達の途中か、河内の家は、簡単に言えば八百屋なのだ、、、
「おいっ！早くあの車を追っかけるぞ！早く乗れ！」どうやら河内は事情を知っているようだ。
俺は二足歩行のナメクジのように、フラフラしながら河内の原チャリに跨がった。しっかりつかまったのを確認して、河内は全速力で原チャリをとばした。
「もうあの車見えねぇぞ、、、。解るんか？、、、」俺は必死に声を振り絞りもう諦める事を提案した。
「君は体力の回復に当たりなさい。久しぶりに暴れるからなー」
河内はあくまでも絵梨原を助けるつもりだ、こっちはスコップでやられて大変なんだぞ！
「可愛い子にあんな恐い思いさせてたまるか！君！文句は無いかねっ！」
ありありだがもう行くしかないと思った。やってやる見てろよスキンヘッドとスコップ男！
「ありません博士！」
河内は前を見ながら笑って「よろしいワトソン君！」互いに了承したうえで、俺には気になることがあった「ところで博士、あい」
「金崎、もう喋るな、マジで体力を回復しろ。」
それから俺は一言も喋らず深呼吸して、体力回復に入った。
走ること２０分後、、、、
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