No.2 〜スタート〜
7月15日夜の11時東京駅前にレーシングカーがずらりとならんでいた。スカイラインやポルシェ、スイフトにエイトなど改造されている車ばかりニトロ(ガソリンを爆発させ普段の2倍以上のスピードをだすための機械)が付けられたり…
卓也のレーシングカーは普通でマフラーとエンジンをかえたりしてるだけ。卓也は人の車を見てから自分の車をみるとため息をはいた。誰かが一番前にある台のうえにのった。
「みなさんこんばんは主催者の北川吾郎です。いきなりですが注意事項を話します。レースでのトラブルおよび体調不良の場合こちらはいっさい責任はもちません。では位置につけ」
「僕最後まで走れるかな〜」卓也がぼやいた。
かなりのギャラリーで卓也は不安と緊張でいっぱいだ。
「3…2…1」カウントダウンがはじまる。
「スタート!」