君の声

HANA  2007-12-28投稿
閲覧数[613] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あの人と話したのはちょうど、1年前…
「ねぇ。ルカ?聞いてる?」

「…。」

「ルカっっ(怒)!」

「はうぅっ」

「はうぅって…」

あたしは、上の空の状態だった。その時も、頭の電話の人と話してた。

プルルル…
携帯?違う…え?なにが、なってんの?
カチャッ…
(あ!繋がった!君の声、綺麗だね…)

(えー?あーどうもっっ)

(俺は、ユウキ。君は?)

(あ…たしは、ルカ。)

(ルカちゃんか…)

(何か。可笑しいですか?)

(いや。違うよ。俺の、好きだった人とおんなじ名前だな。って思ってさ。)

(好きだった人…?)
あたしは、好きになってしまった。ユウキのコト…
会ってみたいかも…
(ねぇ。あたしたち、会ってみない?)
(そ…れ…は…)
ブチッ
あ。切れた…
プルルル…
カチャッ
(もしもし?ユウキ?)

(ユウキ…?違うよ。あたし、花房です。)

(あたしは、ルカ。)

(そう…)

(どうしたんですか?花房さん。)
(いいえ。なんでもないわ。ごめんね。あなたなら、きっとできるわ。)

(え…?)
ブチッ
切れちゃった…
あたしは、決めた!

(ユウキ!あたしたち、明日会おう!)

(え?)

(だから、会おう!)

(ドコで?)

(あたし、名古屋に住んでるの!ユウキの家近い?)

(あぁ!おぅ。近い。だっておれも名古屋に住んでるし!)

(え!マヂで?じゃあ、明日の朝10時名古屋駅で!)
あたしたちは、会うことになった。あたしは、ユウキがあんなことに、なるのをしるはずもなく…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 HANA 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ