絵梨原は泣き出した。
回りがざわつき始めたので泣いている絵梨原を俺ん家に上げた(河内も)。
俺ん家でたっぷり15分間泣いてもらい、その横で俺と河内は警察に届けるか、それとも事が過ぎるまで俺ん家で待機か、、そもそも何で絵梨原はヤクザに連れて行かれたのか?
「絵梨原よ〜何でヤッチャンに連れて行かれた訳?」絵梨原は暗い顔で答えた、「父がつくった借金があって、返せないなら体でって。」
なんてベタなヤクザだ、そんなのドラマか映画でしか見た事ないぞ(-_-)
「わかった、じゃあ明日から学校休んで、バイトしながら、暮らそう、食料は貯めといた方がいいな、買って来るかよしっじゃあ早速行動開始!」
俺が買い物に出掛け、絵梨原がカーテンから手を振った。俺も振り返した。
ハッ!またラブコメしてるし俺!(-.-;)
恥ずかしくなり、小走りで買い物に出掛けた。
金崎が見えなくなった時、金崎の家の前の道路で立派なリムジンが停まった。
後部座席の窓が開き、薄い茶髪の少年が金崎の家の窓さっきまで絵梨原がいた場所を3秒程見て、リムジンは去って行った。