昨夜は、緊張と不安などで 一睡も出来なかった……。
とうとう オペの時間になり僕は、オペ室に運ばれて行った。
オペ室に入る直前に『一樹頑張って』と 母に笑顔で送られた。
手術台に うつされ 僕の口には、 麻酔の蒸気出るマスクを付けられた。
看護婦さんに 大きく息をすってと言われ 吸うと その瞬間に僕の意識は、なくなった。
僕は、夢を見たのかわからないが……。
あずみが 目の前に現れ……。
『一樹…… 。
本当に 心配かけてくるんだから。
一樹には、私がいないと駄目なんだから。 』言った。
僕は 彼女の手を 握ろうとしたけど 掴めなかった。
逆に彼女は、僕に背を向け 逆に歩いて行く?? 僕は、必死に追いかけるが…… 離れて行くだけだった。
彼女は、振り向き『でも 一樹の 情けない所 弱い所 言い所 全部踏まえて 私 は、一樹の事好きなんだからね。
あんな 事言ってごめんね』と 言い残し パッって消えてしまった。
僕は、それと 同時に目が覚めて 辺りをみると 病室のベットの上だった。
無事に 手術が終わり 生きてる事が 解ると 安心したのか眠りについたのだった。
つづく。