愛しい人〜第8話〜

みのる。  2007-12-29投稿
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昨夜は、緊張と不安などで 一睡も出来なかった……。

とうとう オペの時間になり僕は、オペ室に運ばれて行った。

オペ室に入る直前に『一樹頑張って』と 母に笑顔で送られた。

手術台に うつされ 僕の口には、 麻酔の蒸気出るマスクを付けられた。
看護婦さんに 大きく息をすってと言われ 吸うと その瞬間に僕の意識は、なくなった。

僕は、夢を見たのかわからないが……。

あずみが 目の前に現れ……。
『一樹…… 。
本当に 心配かけてくるんだから。
一樹には、私がいないと駄目なんだから。 』言った。
僕は 彼女の手を 握ろうとしたけど 掴めなかった。
逆に彼女は、僕に背を向け 逆に歩いて行く?? 僕は、必死に追いかけるが…… 離れて行くだけだった。

彼女は、振り向き『でも 一樹の 情けない所 弱い所 言い所 全部踏まえて 私 は、一樹の事好きなんだからね。
あんな 事言ってごめんね』と 言い残し パッって消えてしまった。

僕は、それと 同時に目が覚めて 辺りをみると 病室のベットの上だった。
無事に 手術が終わり 生きてる事が 解ると 安心したのか眠りについたのだった。

つづく。



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